無駄に疲れただけの親切だったのかもしれない
おはようございます!
なぜか左腕と、両足の太股の表側が痛い朝です。
何やったんだろう…。
昨日の帰りの電車での出来事。
1時間程乗ってるので、疲れもあって座ったらすぐに寝てしまいました。
ふと気付くと降りる駅の少し前。
折り返し運転になる前に起きてよかったわーと思いつつ、左側が妙に重い。
寝ぼけながら見てみると、部活帰りなのか大きいバックを抱えた男の子があたしにガッツリ寄りかかって寝てました。
”気持ちよさそうに寝てるなあ”とすやすや寝てらっしゃる男子高生をぼーっと見てたのだけど、子供といえども体格は大人と変わらない大きさ。
めっちゃ重いんだけど…。
これはどうしたものかと考えるヒマさん。
ここまで爆睡してるってハードな部活で疲れてんだろうなぁ…と、わりとどうでもいい考えに行き着きました。
なんか起こしてしまうのも申し訳ない。
そっと戻して…いや、起きちゃいそう。
うう…電車の揺れで余計に重い…。
なんで座席の真ん中に座ったんだ、自分。
なんで端っこに座らなかったんだ、部活男子。
この際だから起こしちゃおうかな…。
いやいや、なんか可哀想だし。
もしかしたら、この睡眠時間のおかげで帰って勉強とかできるかもしれない。
よし、起こさないでいよう!
あれ?でもそれってつまり…
起こさないようにする=あたしは動けないって事かーーー!!!
お、重いんだけども…。
極力動かないでいるって、左側にやたらと力が入るんだけど…。
微動だに出来ないって意外と辛いんだね。
君のおかげで一つ勉強になったよ…。
ちょっと手で戻したら…起きちゃうよね、きっと。
ていうかさ…疲れてるんだろうし、いいんだけどさ。
あなたの顔の位置、電車が揺れるたびに下がってきてまして…。
結構胸に当たってるんですよね。
肩に戻ってもらえませんかね…。
彼女が彼氏に寄りかかる形でお願いしたいんですけど、ダメですかね。
それかもういっそ、ひざ枕にしませんか。
知らないおばさんの胸に顔が当たるよりは、ひざ枕の方がお互い楽だと思うんですよね。
まあ…一人で考えてたって、ここまで爆睡してるんだから
起きやしないよね。
そんな事を考えながら終点の地元まで帰ってきました。
終点に着いても起きる気配がないので、さすがに起こしました。
「あのー、すみません、○○駅ですよ」と言っても起きず。
そっと体を戻しながら声を掛けたら、ぼーっとしながら目を覚ました瞬間にあたしを見て
「?!?!?!」←表現しにくい驚いた顔で固まってました。
何事だよ…と思ってたら
「寄りかかってすいませんでした!」と。
え?もしや、気付いてた感じ?
あたしの努力はいらなかった感じ?
「寄りかかってる感じしてたんですけど、すごい眠くて…すいません!!!」
そ、そっか…よく眠れてよかったね…。
「いえ、大丈夫ですよ」←全然大丈夫じゃないけども。
しかし降りる気配がない。
どうしたのかと思って、降りないんですか?と聞いたら
俺○○駅なんで、折り返しで帰ります!
え?折り返しで帰るの??
お、お前…まさかの寝過ごした系かーーーー!!!
この無駄な疲労感ね…。
いやいや、彼の睡眠は守られたよね。
守ったところであたしには何の役にも立たないけど、多少はいい人だったとは思ってくれたよね。
この左腕と太ももの痛みは、これだったのかと気付きました…。